マルタGRPとMPRPの違いを徹底比較|目的・費用・要件で選ぶ最適プログラム
マルタへの移住を検討する際、多くの方が最初に直面するのが「GRPとMPRP、どちらを選ぶべきか?」という疑問です。どちらもマルタへの移住を可能にするプログラムですが、目的・費用・取得できるステータスが大きく異なります。本記事では両プログラムを徹底比較し、あなたに最適な選択肢を見つけるためのポイントを解説します。
2つのプログラムの根本的な違い
GRP(Global Residence Programme)とMPRP(Malta Permanent Residency Programme)は、どちらもマルタへの移住を可能にする制度ですが、その「目的」が根本的に異なります。
GRPは主に税務上の居住者ステータスを取得するためのプログラムです。マルタを「税務上の居住地」とすることで、海外所得に対して一律15%の優遇税率が適用されます。一方MPRPは、マルタの永住権そのものを取得するプログラムで、税制メリットよりも「安定した滞在権・旅行の自由」を目的とします。
主要項目の比較
+管理費€60,000(約990万円)
本島中北部 €275,000〜(約4,500万円〜)
全エリア一律
本島中北部 €9,600/年(約158万円/年)
全エリア一律
海外送金分に15%
その他€7,500/名(約124万円)
| 比較項目 | GRP | MPRP |
|---|---|---|
| 取得できるステータス | 税務居住者許可 | 永住権(更新不要) |
| 主な目的 | 節税・税務居住 | 永続的な滞在権・旅行の自由 |
| 政府拠出金 | なし | €37,000(約610万円) +管理費€60,000(約990万円) |
| 不動産(購入) | 南マルタ・ゴゾ €220,000〜(約3,600万円〜) 本島中北部 €275,000〜(約4,500万円〜) | €375,000〜(約6,200万円〜) 全エリア一律 |
| 不動産(賃貸) | 南マルタ・ゴゾ €8,750/年〜(約144万円/年) 本島中北部 €9,600/年(約158万円/年) | €14,000/年(約231万円/年) 全エリア一律 |
| 最低税負担 | €15,000/年(約248万円/年) 海外送金分に15% | なし |
| 他国への長期滞在 | 183日以上の他国滞在禁止 | 制限なし |
| シェンゲン渡航 | 可(居住許可に基づく) | 可(永住権に基づく) |
| 家族の追加 | 可(別途費用) | 配偶者・未成年は無料 その他€7,500/名(約124万円) |
| 有効期限 | 年次更新 | 永久(不動産保有継続が条件) |
GRPが向いている方
GRPは次のような方に適しています。
- ▸海外からの収入・投資所得が多く、節税効果を最大化したい方
- ▸マルタに実際に居住し、生活拠点を移すことを検討している方
- ▸まずコストを抑えてマルタとの関係を始めたい方(不動産取得コストが低め)
- ▸税務上の最適化を主目的とし、永住権は必須でない方
MPRPが向いている方
MPRPは次のような方に適しています。
- ▸節税よりも「ヨーロッパへの自由な渡航権」を重視する方
- ▸日本に住みながらEUへのアクセスを確保したい方
- ▸更新手続きなしに永続的なステータスを保有したい方
- ▸将来の移住・子女の教育のためにEU圏の拠点を確保したい方
- ▸マルタへの最低滞在義務なしに柔軟に活用したい方
費用面での実際の差
初期費用だけで比較するとGRPの方が安く見えますが、GRPは年間最低税負担(€15,000/約248万円相当)が継続的に発生し、さらに「他国に183日以上滞在してはならない」という滞在制限もあります。10年・20年のスパンで考えると、累積コストはMPRPに近づく場合もあります。
一方MPRPは政府拠出金€37,000(約610万円)+管理費€60,000(約990万円)が主な初期コストで、その後の継続的な税負担はなく、他国への滞在制限もありません。どちらが有利かは、海外収入の規模や滞在スタイルによって異なります。
まとめ
「節税・税務居住」が目的ならGRP、「永続的な滞在権・シェンゲン渡航の自由」が目的ならMPRPが基本的な選択軸となります。
ただし、個人の財務状況・家族構成・将来計画によって最適解は異なります。Beyond Realtyでは、お客様の状況に合わせた無料相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
