マルタ移住の生活費・物価・治安を徹底解説|地中海の島国で日本人が暮らすリアル【2026年版】
移住生活
2026-05-25·10分で読めます

マルタ移住の生活費・物価・治安を徹底解説|地中海の島国で日本人が暮らすリアル【2026年版】

マルタへの移住を検討する際、永住権制度や不動産価格と並んで気になるのが「実際の暮らし」です。月々いくらかかるのか、治安は安全なのか、気候はどうか、日本人は暮らしているのか――。本記事では、マルタ在住者の声と最新の公的データをもとに、マルタでの生活を多角的に解説します。日本居住のまま永住権だけ保有する選択肢を含めて、ご自身に合った形を検討する材料としてご活用ください。

マルタの基本データ

マルタ共和国は地中海に浮かぶ島国で、面積は東京23区の約半分(316km²)、人口は約55万人。EU加盟国の中でも最小級の国家ですが、英語が公用語の一つ(マルタ語と並んで)であり、英国コモンウェルス加盟国でもあるため、英語圏としての性格を強く持ちます。通貨はユーロ、時差は日本より-7時間(夏時間-8時間)です。

  • 首都:ヴァレッタ(世界遺産)
  • 公用語:マルタ語・英語
  • 通貨:ユーロ(€)
  • 人口:約55万人
  • 時差:日本-7時間(夏時間-8時間)

月々の生活費の目安

マルタでの生活費は、住む場所と生活水準によって幅がありますが、一般的な目安は以下の通りです。家賃を除いた最低限の生活費は約€540(約9万円)、住居費を含めた現実的なラインは月€1,200〜€1,600(約20〜27万円)が目安となります。

項目
家賃(1ベッドルーム・スリーマ/セントジュリアン)
月額目安
€1,000〜€2,000
備考
人気エリアは強気の価格
項目
家賃(1ベッドルーム・郊外)
月額目安
€600〜€1,200
備考
バスでアクセス可能なエリア
項目
シェアハウス個室
月額目安
€400〜€600
備考
キッチン・バス共有
項目
食費(自炊中心)
月額目安
€200〜€300
備考
スーパーは比較的安価
項目
外食を週1〜2回追加した場合
月額目安
€250〜€400
備考
カジュアル中心
項目
光熱費(電気・水道)
月額目安
€80〜€150
備考
夏のエアコン使用で変動
項目
通信費(インターネット+携帯)
月額目安
€40〜€60
備考
光回線が普及
項目
公共交通(バス)
月額目安
実質無料
備考
居住者はtallinjaカード初期費€25のみで以降全便無料
為替レートは1€=165円前後で換算しています。実際の支出は生活スタイルにより変動します。

物価のリアル:何が高くて何が安いか

マルタの物価を日本と比較すると、「日本より高いもの」と「日本より安いもの」がはっきり分かれます。住居費と外食費は東京と同等かやや高め、一方で公共交通・果物野菜・ワインなどは安価です。

  • 高め:家賃(人気エリア)、外食、輸入食品、家電製品
  • 同等:スーパーの基本食材、ガソリン、衣料品
  • 安め:公共交通(マルタ居住者は登録後バスが実質無料)、地中海産の魚介、ワイン、地元産の果物野菜、タバコ

治安:ヨーロッパの中でも安全な国

マルタはEU加盟国の中でも治安が良く、日本の外務省の海外安全情報でも「危険情報なし」として扱われています。重大犯罪の発生率は低く、殺人事件は10万人あたり0.7件(2024年)と、世界平均の6.9件と比べて圧倒的に安全な水準です(参考:日本は0.25件)。

ただし、観光地・ナイトスポットでのスリ・置き引きは日本より多い傾向があります。特にPaceville(パーチャビル)周辺は夜のナイトクラブが集まるエリアで、深夜の一人歩きは避けるべきとされます。

  • 全体的に安全:暴力犯罪・銃犯罪は稀
  • 注意ポイント:観光地・バス内・市場でのスリ/置き引き
  • 夜の注意エリア:Paceville(パーチャビル)の繁華街
  • 車の運転:日本と比べてやや荒い/渋滞も多い

気候:地中海性の穏やかな1年

マルタは地中海性気候で、年間平均気温は約19℃。夏(6〜8月)は30℃前後で乾燥し、雨はほとんど降りません。冬(12〜2月)も最低気温が9〜11℃と温暖で、雪が降ることはほぼありません。日本のような梅雨や台風はなく、一年を通して晴天日が多いのが特徴です。

季節
春(3〜5月)
気温帯
11〜24℃
特徴
花が咲き、観光のベストシーズン
季節
夏(6〜8月)
気温帯
22〜32℃
特徴
乾燥した猛暑、海水浴シーズン
季節
秋(9〜11月)
気温帯
16〜26℃
特徴
海水温が暖かく、観光2番手
季節
冬(12〜2月)
気温帯
9〜16℃
特徴
雨が降る期間、湿度高め

日本人コミュニティの実情

マルタに在住する日本人は数百人規模と推定され、欧州主要都市と比べると少数派です。日系企業の駐在員はほぼおらず、現地で暮らす日本人の多くはiGaming(オンラインゲーミング企業)勤務、語学学校関係、リモートワーカー、永住権取得者などです。

日本人コミュニティのSNSグループや非公式な集まりは存在し、初心者でも生活情報を交換できる土壌はあります。日本食材は限定的ながらアジア食材店で入手可能で、寿司・ラーメンなどの日本食レストランも数店舗営業しています。

  • 在住日本人:数百人規模(公式統計なし)
  • 主な業種:iGaming、語学学校、リモートワーク
  • 日本食レストラン:ヴァレッタ・スリーマ・セントジュリアンに点在
  • コミュニティ:SNSグループでの情報交換が中心

マルタ移住が向いている人・向いていない人

実際にマルタへ移住・長期滞在した方の声をもとに、向き不向きを整理します。

  • 向いている人:温暖な気候を好む/英語環境に抵抗がない/のんびりした生活ペースを楽しめる/海と歴史的街並みが好き/EU圏内を自由に移動したい
  • 向いていない人:日本式のきっちりした公共サービスを期待する/日本食やアジア食品を毎日必要とする/大都市の刺激や娯楽多様性を重視する/緑豊かな自然環境を求める

永住権だけ取って日本に住み続ける選択肢も

MPRP(マルタ永住権制度)には最低滞在日数の義務がありません。そのため「永住権だけ取得し、普段は日本に住み続け、将来のリスクヘッジや家族の海外渡航オプションとして保有する」という活用方法も可能です。実際、Beyond Realtyのお客様でもこのパターンを選択される方が多くいらっしゃいます。

まとめ

マルタは生活費が比較的抑えられ、治安が良く、気候も穏やかな国です。一方で、日本ほど整った社会インフラや、都会的な娯楽多様性は期待できません。実際に移住するかどうかにかかわらず、永住権を保有すること自体に「EU圏内での行動の自由」「税制優遇」「将来のオプション」という価値があります。

Beyond Realtyでは、マルタの永住権取得から実際の移住後の生活サポートまで、日本語で一貫してご支援しております。マルタでの暮らしについて気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

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